X(旧Twitter)及びYouTube上で、当グループに関して発信された情報につきまして

 平素からHLive(えちらいぶ)所属のVTuberを応援いただき、誠にありがとうございます。

 2024年2月9日、HLiveの前運営者であった人物(以下「I氏」といいます。)が、
「中国籍の男性に、VTUBER事務所「H」を2022年に売却したが、2000万以上の未払いを受け、また4000万の泣き寝入りを強要されています。」
という趣旨の声明を、X(旧Twitter)及びYouTubeにおいて公表しました。
 さらに、同月17日には、「【遺書の真実】H.LIVE(H事務所)のG(クリス林)」と題する動画を公表するに至りました。
 上記の公表内容について、当グループに対して多数のお問い合わせを受けておりますので、当グループ現代表の林より、本件について、以下のとおり説明させていただきます。

1.I氏の活動につきまして

 HLiveの前運営者であったI氏は、Xの「エイレーン (Eilene)( @BitYoutube )」というアカウントから、上記の発信を行いました。
 I氏は、エイレーンとしての活動とはまったく別に、個人事業主としてHLiveを運営していただけであり、HLiveとI氏が行っていた他事業に関しては、一切の関係がございません。
 今回I氏が出した声明を原因として、過去に関わりがあった、本件に無関係の方にも大変なご迷惑をおかけしていることについて、該当する活動者様及び、ファンの皆様に深くお詫び申し上げます。

2.I氏の出した声明の内容

I氏が主張している事実関係は、おおむね以下のとおりです。

①I氏は個人でHLiveの事業を始め、年商1億を達成するに至った。しかし、その後に持病が悪化したため、HLiveの事業を、支払方法を下記のとおり定め、林に売却することにした(以下「本件事業譲渡」といいます。)。


支払期日:2022年4月1日             1000万円
支払期日:2023年12月31日            2000万円
残額はレベニューシェア(毎月の売上から分配する)  総額5000万円

②HLiveの事業の移転にあたって、I氏は林に対し、事業継続のリスク等を全て開示した上で、2022年2月25日に本件事業譲渡の契約を締結し、同年3月1日に事業を売却した。しかし、本件事業譲渡の対価について、当初の1000万円以外は林から支払われず、しかも、総額4000万円で和解しろと強要されている。さらに、事業を売却した後も、手伝い・ボランティア(無給)として、Fantiaの収益などをライバーに分配するというHLiveの業務を行わされていた。そのほか、林はライバーにパワハラ等を行っていた。

 上記のうち、①の支払方法の定めについては、たしかに契約書上そのように定められておりました。しかし、本件事業譲渡の対価は、I氏の虚偽の説明に基づき定められたもので、HLiveの適正な価値を反映したものではありませんでした。
 また、②の主張についても、実態と異なりますので、以下説明いたします。

3.当グループの主張について

(1)本件事業譲渡の対価とされた8000万円は、実態を反映していなかったこと

 本件事業譲渡は、I氏から、「HLiveは年商1億程度であるから、8000万円であれば事業収益から回収可能である。一部のライバーとは紛争となっているが、事業の存続には影響がない。」という趣旨の説明を受け、その前提をもとに契約を締結したものでした。

しかし、事業譲渡を受けた後に、実際のHLiveの状況を把握したところ、
 ・2022年3月時点で所属メンバーの月間収益が200万円程度しかなかった
 ・I氏は、4名の元ライバーに対して報酬の未払いがあり、さらにその後、一人からは民事訴訟を提起されるに至った

といった事実が判明しました。事業譲渡後に確認をしたところ、HLiveに所属していた全ライバーのうち3人が、既にI氏とのトラブル等を理由として退所済みであり、業務が困難となっている状態でした。I氏は、8000万円という対価を定めるにあたって、HLiveの価値を実際よりも過大に見せる、不当な説明を行っていたのです。
 上記の経緯から、林はI氏に対して、8000万円という売却額は過大評価されたものであるとして、4000万円に減額するように求めました。I氏が「泣き寝入りするよう強要された」と主張する4000万円とは、このことを指しています。
 林がI氏に対して減額を求めたのは、契約時に事実と異なる説明がなされたことを理由とするものであって、何ら不当ではないと考えております。

(2)1000万円のみ支払が行われ、無給で業務を行わされたという主張も、実態と異なること

 I氏は、林から1000万円しか受け取っておらず、それ以外の金銭は受け取っていないかの説明をしておりますが、当該説明も、実態とは異なります。
 本件事業譲渡の当時、林は中国で生活をしており、日本国内に銀行口座も有していなかったため、事業譲渡後もHLiveの収益を受け取る方法がありませんでした。そのため、売上の分配については、一時的に、HLiveの売上全額をI氏が受領した上で、そこから毎月一定割合の金額を事業譲渡の対価として差し引き、残った金額を林側に支払う方法をとることで合意しました。
 I氏は、2022年分のHLiveの収益については、本来の支払予定日から大幅に遅滞したものの、年明けから9ヵ月以上経過した2023年9月に分配を行ってきました。しかしながら、その後I氏は、2023年分の利益分配を行わなくなりました。
 事業譲渡後にI氏が受領した金額を合わせると、現在までに、林側からI氏へは、3300万円近くの支払いを行っている計算となります。
 先述したとおり、林は、I氏の説明義務違反は重大なものであって、HLiveの適正な事業譲渡の対価は、多く見積もっても4000万円を超えるものではないと認識しております。しかし、I氏は3300万円近くを受け取った上、さらに2000万円を請求しているため、林としては、過大な請求であると考えております。

(3)その他の暴言につきまして

 上記で述べたとおり、本件事業譲渡の時点で、3人のライバーが退所しており、さらに、別途2人のライバーとも紛争が生じていました。
 本件事業譲渡の後、I氏は、既に事業譲渡が終わったので責任はないとして、元ライバーとの紛争の解決を放棄したため、林が代わりに、ライバーとの複数の法的紛争を抱えるに至りました。
 I氏が公開したスクリーンショットは、I氏側の送金を担当していた人物との、個人チャットにおけるやり取りであり、ライバーやスタッフとの直接のやり取りではございません。しかしながら、I氏側の送金担当者との間で、法的紛争にかかるストレス等から、暴言を吐いてしまったことは事実です。
 暴言を吐いてしまったことについては、深くお詫び申し上げます。

4.当グループの対応につきまして

 今回のI氏との間で生じた契約トラブルは、HLiveの内情が杜撰であったことを確認しないまま本件事業譲渡を行ったこと、そして、I氏と締結した事業譲渡契約の内容に重大な問題があったことが発端であり、林に落ち度があったことは否定できません。しかしながら、I氏は契約時に、HLiveの事業の実態に関して、事実と異なる説明をしており、事業譲渡における説明義務違反があったと思料しております。
 当グループとしては、I氏に対して訴訟を提起し、本件を解決する予定であり、訴訟外において事業の内実を公表することは望ましくないと考えておりました。しかしながら、I氏が今回、SNS及びYouTubeにおいて事実とは異なる内容の動画を公表し、HLiveの業務に多大な支障が生じたことから、対抗言論の必要があるものと考え、やむを得ず、本リリースを発表するに至りました。

 運営側の問題により、過去の所属メンバー及び現在の所属メンバーに、大きな損害を与えてしまったこと、ファンの皆様にご不安を与えてしまったことについて、深くお詫び申し上げます。
 現在、I氏は、HLiveの運営に一切関わっておりません。今後、HLiveの運営を速やかに正常化し、所属ライバーへのサポートを行っていくことをお約束いたします。
 今回の騒動につきまして、多大なご迷惑をかけた皆様に、重ねて深くお詫び申し上げます。

2024年2月22日
HLive運営 クリス・林


新たな情報、活動に関しては、下記の公式SNS等にて随時更新いたします。
・HLive公式X(旧Twitter):https://twitter.com/HLive12

本件に関して関係者及びタレントへの連絡はお控えください。

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